「タンタンノロジスト」という造語が浸透するほど、世界的に大人の熱烈なファンの多い「タンタンの冒険」。
当時、圧倒的な強さで大領領の座についたフランスの元大統領シャルル・ド・ゴールの演説で「私の唯一の国際的なライバルはタンタンだ」と言わしめ、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルは「ディズニーと同じくらい私の仕事に影響を与えた」と自伝に残し、映画監督のジョージ・ルーカスは『インディ・ジョーンズ』を制作するにあたり、『タンタンの冒険』からもインスピレーションを得たと振り返るほど・・・
半世紀以上経った今でも、2億3千万冊以上が世界100以上の言語および地域語に翻訳、出版され、世界中の人々に愛され続ける、未完を含めた24巻の冒険物語の魅力は一体なんなのか?
本書は、「タンタン、ソビエトへ」から、未完の最後の物語「タンタンとアルファアート」までの物語を、イギリスのジャーナリストでタンタンの研究家として知られるマイクル・ファーによって順に解説されたシリーズ全24話の解説本です。
それぞれのストーリーが描かれたいきさつ、参考にした資料、時代背景などを1冊ずつ丁寧に追求した世界中のタンタンノロジストたちにささげられたこの1冊を読めば、きっとあなたも「タンタンノロジスト」になれることでしょう!
※タンタンノロジスト:「TINTIN」と「nologist(研究者、学者)」と組み合わせた造語です |